明治大学付属中野八王子中学校の中学3年生158名が、LHRの授業12コマで、世の中で偉業を成し遂げた人物のドキュメンタリー作品を制作する『人間ドキュメンタリーワーク』に取り組みました。
取り組みの目的である、「実社会で使えるコミュニケーション力を身につける」ために、チームのメンバーはランダムに設定し、どんな人とも協調して取り組まなければいけない状況を設定。
また、チームの中だけでなく、チーム同士でもお互いのプレゼンに対するフィードバックを行い、クラス全体で学べる環境をつくられていました。
生徒たちは、自分たちが選んだ人物の人生について深く考察し、スライドや模造紙を効果的に活用してプレゼン。
クイズ形式で聴衆を巻き込むなど、多くのチームで聞き手を楽しませる工夫も見られました。
授業後の感想では、
「プレゼンを通して仲間との絆を深めることができました」
「序盤からチーム内のやる気は男女で偏りが出てしまったが進むにつれ、協力的にパワポなどの作成に取り組んで、最後には納得できる作品ができてよかったです」
といった声があがり、この取り組みをとおして、チームで協力して活動することの意義や方法を発見する機会になっていたことがわかりました。
授業を担当された先生は、「このような生徒主体の授業にあまり慣れていなかったので、難しいと思う場面が多々ありました」とおっしゃっていましたが、そのような状況でも生徒がどうしたら自ら学んでいけるような授業環境がつくれるか、真摯に考えていらっしゃいました。