学校事例

淑徳巣鴨中学校 2018年度

はじめにクラス全員で目的を確認。「届ける相手がいるのが論文だと思う」「作文は苦手…」など、チームメイトとの率直な意見交換からワークがスタート。 「普通じゃつまらないので他の人とは違う観点の話をしたい!」。腕試しのテーマ“自分の好きなこと”について、独自の視点やこだわり満載に語り合います。 執筆した論文をチームメンバーに発表。気持ちがしっかり伝わる魅力的な論文を次々に読み上げ、「よくがんばった」と互いに感想を話し合いました。 次は本格的な執筆。「ねえ、これ知ってた?」「まず必要なのはそれなんだよ」など、選んだテーマについてリサーチと対話を重ねながら掘り下げます。 「こういうふうに書いてるけどどうかな?」。構成やこれまでのメモを見返したり漢字を調べたり、各自が“伝わる”文章を目指して仕上げていきました。

チームメイトと磨く、”伝える”ための文章力

ー 実社会で必要とされる力をトレーニングする

淑徳巣鴨中学校でのワーク導入初年度。
中1〜中3の3学年でワークを変えて取り組み、中3の3クラスで『論文ワーク』を実施しました。

最初に各自で論文のテーマとして「自分の好きなこと・興味のあること」を設定し、チームメイトとの対話をとおして、客観的な視点を得ていきます。

最初に書き上げた腕試しの論文は、文化祭で展示し、学外の人からも感想をもらうなど、授業の枠を超えた取り組みとなりました。

授業開始時は「作文は苦手・・」といった率直な感想が聞かれましたが、チームメイトと協力しながら進めたことで、徐々に論文を通じて他者に自分の伝えたいことを伝えることの楽しさを実感します。

論文発表後には、チーム内で「よくがんばった」とお互いを讃え、高いチームワーク力を発揮しました。

授業を担当された先生方は、文化祭、チーム内、クラス内、全国大会と、生徒が発表できる機会を複数用意し、場数を踏みながら表現スキルを身につけられるようにされていました。

Data

論文

ワーク

中学3年

学年

90名/3クラス

生徒/クラス数

3名

担当教員数

LHR

科目

12時間

取り組み時間数

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